サイトトラブルから久々にCMS関連の検索をした。
グーグルのspeed testのスコアは、このサイトで確認すると、モバイルで94,パソコンで99となっている。
とにかく速く表示するのがサイトを離れる確率が低くなるのだから、最低でもスコアは90以上でないといけないというのが、運営思想。
WordPressのページだと、スコアはモバイルで81となるので、トップページとはできない。
サーバもweb serverも同じなので、CMSの差がこれだけあるということだ。
KUSANAGIというサーバーセッティングでWordPressを爆速にとか言うが、それなら同じ環境でModxはもっと速く動くでしょ。
CDNという技術もあるが、結局は静的なページを作って表示するのが、速度を高めるキモ。
それが最善手となると、結局ホームページを地道にHTMLで作成していくのとあまり変わらなくなってしまう。
プログラム作成でメモリの使用量を減らすために日付の年を西暦下二桁で管理したり、数値データでも桁が小さいものはサイズが小さい型で変数を定義したりと、今では考えられないようなことをやるのが当たり前だった時代を思い出す。
確かに静的HTMLは速くなる。
だが、サイトの構成を大きく変更しようとしたり、ページ数が多いサイトを運営しようとした時にその手法がベストなのかというと、疑問だ。
ユーザーインターフェースがCMS的な簡易なもので、公開する時に静的ページにするというような有料サービスが多く出てくるかもしれない。
データ量は概ね2倍になるので、サービス利用費用も2倍になるだろう。
そうなると、ローカル環境でCMS的な構築をして、静的ページを出力してサーバにアップロードするアプリも有効だ。
現在、日本でCMSサイトの80%がWordPressだそうだ。
どこでも簡単にサイト更新できて、表示速度をあまり気にしていない大多数のサイト運営者がCMSを捨てる日が来るとは今のところ想像できないが、かつての西暦下二桁のように、かつての常識が現在の非常識になる日もくるかもしれない。