政治倫理審査

裏金問題でリストに載った全ての国会議員は政治倫理審査にかけられて然るべきだと思うのだが、対象者は極めて少ない。
しかも、その対象者も2/28の者は出席を拒んだ。
これはマズいと思った岸田総理は、元々自分は対象者ではなかったのに、政治倫理審査に出席すると言った。
しかも、それは完全公開で行うと。
3/2にも政治倫理審査は行われる予定だったのだが、野党の誰かが週末は止めて欲しいと言った。
完全公開で行われるのならば、広く国民がリアルタイムで全容を知りたいとは思わないのか、比較的一般国民が視聴しやすい土曜日の審査を避けた理由がわからない。
確かに、大型連休などレジャーに適した日程での政治活動は選挙なども投票率が上がらないのは事実。
だが、あれだけ気に食わないだの、税金を納める気が失せたなどと言った国民のどれだけが審査の様子を見るだろうか。
文句は言うが、それ以上は踏み込みたくないというのが、本音なのだ。
いっその事、全国民への選挙権など与えなくても構わないんじゃないかとすら考える。
選挙権すらまともに行使しないがマスコミが報じた不正には過剰に反応するだけの人間が多い国家はそれこそ民度が低い能天気国家だとは思うが、ターニングポイントは確かに存在して、多くの国民が失望したことは間違いないわけで、その罪は政権交代だけで済むような話ではない。
野党だと言ってもかなりの数は元自民党。
自民党、元自民党とそれ以外、の二択にしたほうが、よほど国民にはわかり易い気がする。