今年は戦後80年。
よく言われることだが、過去事実の継承は難しくなってくる。
過去事実の継承ができなかった場合に、安易に日本は戦争を肯定する国家になるのか。
日本が他国との戦争をしたのは、侵略戦争を含めれば少なくない回数になる。
元寇では日本は侵略される側だった。
圧倒的弱者だったはずが、天候に救われて侵略を免れた。
後にこれが神風として日本は負けないという、根拠のない戦争肯定につながるのだから皮肉なものだ。
この後日本は秀吉の指示で侵略戦争を行う。
その後数百年、日本は他国との戦争は行なっていない。
そして、日清戦争からの百年の間に実に6つの戦争を行っている。
平和憲法こそが、日本を戦争に走らせない根拠なのだと語る政治家が存在する。
法が世界を完全に律することができるとするならば、法の執行者が圧倒的軍事的制圧力をもつしかないと思うのだけれど。