繰上げ当選

日本維新の会で比例当選していた議員が辞職することとなり、富山県で比例名簿順で次点となっていた女性候補者の繰上げが濃厚となっている。
彼女は次の衆議院選挙での出馬がほぼ確定していた候補なのだが、おそらくは繰上げ当選での議員資格取得を選択するだろう。
彼女は、三年前の参議院選挙で身内の維新の会の現職議員から支援にあたり金銭を要求されたとして、その議員を維新の会から追い出した。
そもそも、金銭要求した議員自体比例当選議員なので、党籍を無くした時点で国会議員として選ばれた根拠がないのだから、議員辞職すべきなのだけれど、やはり議員報酬を手放すことなどありえない選択なので、参議院であることを良いことに、6年間の歳費を得る選択をしている。
かくいう、訴えた女性候補も県会議員選挙の際に、金絡みの疑惑が持たれていたので、国会議員に値する人物かどうかは甚だ怪しい。
もはや、日本維新の会は橋下徹が始めたころの党からは大きくかけ離れていて、支持率もいっときは全国に広がりかけたが、大阪以外の地での支持は低い。
しかし何故か富山県には、維新の会の国会議員がずっと前からいる。
元々自民党議員だったのが、いくつかの政党を経て現在に至っているので、この人に国民に尽くす政治家としてのポリシーというものはあるのかどうかすら怪しい。
もっとも当人にこの質問をぶつけたとしても、政策に是々非々で取り組んできた結果だとかそんなことをいうに違いない。
だったら無所属でずっと頑張れば良い気もするが、政党に所属しないとか、政党要件を満たさないとかだと、国から政党に対する金も貰えないし、議員立法の提出もできないのだから、どこかに所属すると言うのは当人にとって色々な意味であり得ない選択なのだろう。