市議会の全員一致で市長の不信任決議が可決された静岡県伊東市の田久保市長。
これで、市長が一発退場になるのかと思っていたがそうではなかった。
不信任決議された市長の選択肢はふたつ。
ひとつは辞職で、もうひとつは市議会の解散。
世の中の予想では、市議会の解散を選択するだろうと言われている。
選挙の実施はタダではない。
数千万円の費用がかかる。
仮に市議会選挙をやって、新たな市議会でも不信任決議されたらどうなるのだろうか。
再び市議会の解散ができるのだとすれば、市長を辞めさせる正規の手続きなどあるのだろうか。
市長の任期は4年。
その間に市議会の解散を20回できることになる。
百条委員会で有罪となれば、どんなに足掻こうと公民権の停止となり失職する。
その後、市民から度重なる選挙の実施に対してかかった費用の賠償請求などの動きもあるだろうが、不信任決議に対する正当な権利の行使なので罪にはならない。
このままだと市民からのリコールがなければ、この市長はずっと報酬をもらい続けることができる。
伊東市はよほど市の財政が潤沢にあるらしい。
仮に金がなくても、市長の報酬くらいの金額ならば市長が専決できるはずだ。
金持ち都市はうらやましい。