地球は未来永劫続くわけではない

陳腐な話で恐縮だが、地球ができてから生物が壊滅的ダメージを受けたことが5度あると言われている。
生物と呼べるものが存在した記録が何かしらの形で地球に刻まれているものしか分からないのだが、直近5億年の間に5回が記録されている。
地球ができたのは46億年前とか言われているので、それこそ過去の地層とかに残ることすらない、地殻がペロリと捲れてしまうような事象が起きていないなどとは言えないんじゃないのとか思ってしまう。
たった5億年に地上生物がこれだけ進化しているのだから、今いる人類が史上最高に進化した生物だとは到底思えない。
もちろん、不明の進化生物が人類のような形態だとは限らないし、道具を作って何かをしているから進化しているとも言えない。
生物学的に特定の資源が無くとも生命を維持でき、半永久的に行き続ける生物が最も進化した生物と定義することもできるだろう。
もしかすると、生身のままで宇宙空間に飛び出して他の星に移住できるような生物がいなかったとは言い切れないだろう。
記録が必要なのは、寿命が短く、記憶の継承が困難であるからでそんなものが不要な生物であれば、記録とか言語とかそんな煩わしいものが必要な現在の地球の覇者である人類など低レベルな生物だとしか見られない。
道具を作るのは、それが必要だからで、それが不要な生物にとっては、それが己の生命の危機とならない限り全く問題ない。
多分、地球生物の絶滅は唐突に容赦なく苛烈に皆に等しく訪れることで、神だとかそんなもの全く関係ないレベルの話だ。
地球の温度が数度上がっただけで危機的状況となる人類などせいぜい後数百年の栄華じゃないだろうかなどと身勝手に考えるのは、自分自身がそこまで生きていないからにほかならないのだけれど、はたして自分自身が地球の危機的状況を体験しないとは言い切れないかも知れない。