昨年大漁だったサヨリ釣りに行ってきた。
午前中までは雨で、午後から晴れる予報の中での釣行。
2日ほど前から結構激しい雨が降っていて海は激濁り。
昨年は、サヨリの姿が見えていたが今回は姿が見えない。
能登島のカセ釣りでサヨリの大群を見かけることがある。
その時に鯵のサビキのアミコマセに狂ったように群がってくる。
スプーン1杯のアミでサヨリが右往左往するのは、目からウロコ。
今までは、サヨリ釣りといえば米ヌカを水で溶かしたコマセが定番だと思っていたし、釣り場で見かける釣り人たちは皆そうしている。
確かにサヨリが寄っていれば米ヌカにサヨリは群がるが、足止めするには糠を巻き続けなければならず、持ち帰ったサヨリを捌くと腹は糠でパンパンで、ぬか臭い魚になっている。
アミエビが溶けてゆるくなったのをヌカで締めるくらいの使い方か、アミエビに海水を少し足してヌカに水分を吸わせるくらいが丁度よい。
アミエビだけでも集魚効果は高いが、目が良いサヨリを遠くから早く寄せるには糠の煙幕が効果的だ。
ある程度サヨリが寄れば、投げカゴは閉め切るくらいでもアミのエキスが漏れ出てサヨリを狂わせる。
カゴに一度詰めたコマセで数投はそのままいける。
カゴに詰めるコマセ量もティースプーン1杯で十分。
なのだが、今回は激濁りで海はコーヒー牛乳のよう。
投げても投げてもサヨリが寄ってきて水面を沸かせる状況にならない。
時折、ウキの周りがモヤモヤしているように見えるが釣れないし、魚が留まらない。
妻がようやく1尾かけたが、アタリもウキが走るような感じではなかったとのこと、モヤっとシモリウキが変な方向に動いたような感じで合わせたら釣れたとのこと。
掛けた場所を見ていなかったので、近くを集中的に狙うこともできず、後が全く続かない。
サイズは去年より少し良いが2人で1尾を片身ずつ刺身で食べてオシマイ。
今回の釣り場は県内でも有名スポットなのだけど、湾奥に川が流れ込んで今回はそこから濁りと枝や草などのゴミが入ってきている。
加えて雨で海面表層の塩分濃度も低下している最悪条件だと考えれば仕方が無い。