先生が走るほどとか、坊さんが走るほどとか、そんな話ではない。
生まれて54回目の12月だ。
もちろん産まれてから数回の12月などは、何の感慨も、記憶も無い。
小学生くらいからは、クリスマスが楽しみだったりしたが、そんなに楽しい思い出があるわけでもない。
朝晩が随分と寒くなる頃としか思えないのが師走だ。
社会人になってからは、車を運転するので雪道は嫌だという記憶しかない。
それでも、1年を振り返るという意味では師走は大切な役目を果たすのかも知れない。
少し早いが、今年を振り返ると、報酬の面では良かったと思う。
仕事内容としては、インフラエンジニアとして少しは成長したかなと思える。
一方でソフトウェアエンジニアとしては、成長のない1年だったと言える。
プライベートでは、子供たちを社会人として送り出す最後のラストスパート。
来年の3月で下の子が大学を卒業する。
泣きたくなるような仕送り、学費負担が無くなるのだから、喜ぶべきだろう。
全くない老後のための貯金を今から始めるのだから、生活に余裕ができるわけでもない。
それこそ、5年後には野垂れ死にするのではないかとすでに不安でいっぱいだ。
まぁ、そうなったらそれが運命だと思うしかないし、誰かのせいでもないのだから、諦めるしか無いだろう。
これからの人生の目標としては、2030年まで生きること。
生きていれば、64歳。
身体もガタガタだろう。
何を楽しみに生きているのか想像もつかない。
10年先を見据えて生きていく。
それが過ぎれば、次は5年先を見据えて生きていく。
その先になると、1年先を見据えて生きていく。
そんなふうに積み重ねる人生なんだろうと想像している。