子供の頃から釣りをしているが、大漁だなぁと思ったことは数えるほどしかない。
いや、1度しかない。
自分が大漁だと思うのは、もう釣り飽きた、釣らなくてもいいや、と思えるほど釣れたときなので、記憶にある限り大漁は1度しかない。
その1度しかない大漁は、ヘラブナ釣りで、総重量20キロを超える釣りをしたときだ。
ノッコミと言われる時期に、タイミングがハマった時に一度だけ大漁になった。
シロギスにしろ、ハゼにしろ、サヨリにしろ、50尾を超える数釣りをしても大漁だと思ったことはない。
考えてみると、釣った魚を重さではかるなんてことはあまりないと思う。
1尾だけを評価する場合以外、釣果はたいがい数でやる。
魚の重量は体長に対して3乗して増えていくと考えている。
例えば、10センチのキスと20センチのキスでは1尾の重量は8倍違うと言うことだ。
どれだけ小さな魚を多く釣ったところで、全体の平均長が倍の魚を釣った人に比べ、8分の1の重量しかない。
これが可食部の重量になると更に少なくなる。
自分はけして大物釣りが好きなわけではなく、どちらかと言えばアタリが途切れずに続く釣りが好きだ。
となれば、どうしても小物で数釣りが増えてしまう。
しかしそれでは大漁の満足感は得られない。
悩ましいが、来年は大漁を目指す。
とは言っても、大漁だと魚の始末がタイヘンなんだよね。