幻影

日本のGDPは世界第3位。
1位が米国で2位は中国。
国民一人当たりになると、この3国でベスト10には米国しか入らない。
何度か書いているが、中国のものは品質が悪いとか、危険だとかそんなことはあと数年で言えなくなるだろう。
そして、中国での工業生産が安いということも無くなる。
却って国内生産の方がコストが安いとなり、国内工場が増えることだって考えられるはずなのだが、就労人口は減り続ける。
電力供給は燃料の調達などの問題で一般向けの供給は頻繁に計画停電。
貿易黒字は過去の栄光。
海外からの食料輸入は激減して、米の増産で必要なカロリーを確保しようにも、生産者も農地もなく、中国資本が日本の農地の多くを保有して、日本人が小作人として働く。
無意味な高学歴偏重が無くなり、中学卒業後に第一次産業で働くことが羨ましいとされる。
無駄な高学歴で日本の国力を低下させた世代への風当たりが強くなり、年金制度は崩壊。
貧困高齢者は医療もうけられない、食べるものも無い、で平均寿命が短くなる。
政治家は国民に媚びることがなくなり、強いものはその力をさらに強め、弱いものは労働力を搾取されるだけ、大家族化して労働力を増やすことだけが生活向上の唯一の手段。
資本主義の名の下に納税額に応じた選挙権の付与。
日本版カースト制度の出来上がり。
日本は富める美しい国というのが幻影になるのは20年後か、30年後か。