高岡市長選挙

過去の選挙が2回連続で無投票という結果をどう捉えるかにもよるが、自分たちの行政に無関心か、見限っているかのどちらかだろう。
高岡市の人口減少数は県内で最大だ。
つまり、高岡に住むことを良しとしない人の子供が県外に流出してしまうために社会減少が増え、若い世代が減少して自然増が減少する負の連鎖が起きているのだろう。
構造的財政赤字の話は何度も書いているが、単年度の赤字が減少することと、累積赤字は別物。
毎年40万円貯金を切り崩して生活していた世帯が、毎年の切崩し額を均等に減らして5年後にゼロにするとしたら、その5年間に新たに切り崩した貯金は100万円。
予備費を減らすことができないので、別の予算から足りない分を捻出しているだけだ。
こんな市に誰が住みたいのか。
大規模の就業を増やす新規の基幹産業も生まれず、旧来の基幹産業従事者と公共事業、公務員が勝ち組とされる地域で誰が暮らしたいのだ。
次回の市長選挙は久し振りに投票がある。
だれがこの街をダメにして、だれが立て直そうとしているのかを見極める選挙になる。