18バスライズ改造

シマノの一番安いベイトリール。
そして、唯一のマグネットブレーキ搭載。
ベアリングが一つだけというモデル。
さらに、ハンドルは右巻のみで、普段左巻しか使わない自分にとっては釣りの快適さも変わってくる可能性がある。
ありがちな改造としては、ベアリングの追加。
9ベアリングとかに改造する強者もいるが、そこまでバラす自信もないし、初心者向きのハンドルノブとスプール軸受をベアリングにした。
これだけでベアリングが6個追加されるので、7ベアリングのなかなかの高級機仕様になる。
グリスは予めジッポオイルで軽く抜いておいた。
シールドベアリングのシールドを外してグリスを抜いて、オイルをさすとかは面倒くさいのでパス。
まずは箱出しの状態でハンドルの巻き心地とか、スプール回転を確認。
確かに、ハンドルの巻き心地はヌルヌル動く感じではないが、これはこれで使えないわけではない。
そもそも、ハンドルノブにまでベアリングが入るのは中級機以上。
ハンドルのヌルヌル感など知らない。
続いてスプール回転をチェック。
メカニカルをゼロポジにして、ブレーキ最大から。
しっかりとマグネットブレーキは効いている。
噂では4以下の設定は同じだと書かれた記事が多いので、まずは4に。
クラッチを切って指でスプールを弾くだけなのでそもそも、正確な比較は無理。
ゼロと4が同じだと言うのは、嘘だね。
でも、数値と比例してブレーキの効きが変化するかといったら、そうではない。
あまり違いがない。
マグネットブレーキは磁石とスプールの距離の2乗に比例して強さが変化するはず。
ブレーキダイヤルの目盛りで磁石が等距離で変化するなら、ブレーキ強度が使いやすいところで変化するのは最も強いところでもなければ、弱いところでもない。
ブレーキ10の時はブレーキの強さは100だとすると、9の時には81、8の時には64、7の時に49と半分の強さになる。
1の時は1、2の時は4,3の時は9,4の時は16、5の時は25、6の時は36になる。
一般的かどうかは分からないが、ブレーキを3から8くらいでわりと幅広く調整したいとしよう。
この時のブレーキ強度が80から20くらいの間で調整できればすごく嬉しい。
不足する強度は、3の時の9を20にするのに11。
8の時の64を80にするのに16。
大体10から15ほどブレーキが強くなれば良いというのがわかる。
磁石の強さは製品による差が大きいが、ネオジム磁石でだいたい同じ強度だとすれば、元の磁石が6個で距離固定の磁石を1個追加すると、その分の磁石についてはダイヤル設定での距離の変化が半分になるので、上乗せされる強度はダイヤル10で元の100の6分の1なので17。
8にした時は磁石1個分は9のダイヤルなので、81わる6で、約13の強度上乗せで合計77。
3にした時に追加した磁石は6.5のダイヤルと等価で6.5×6.5÷6で約7の強度上乗せ、合計16になる。
実際のバスライズのマグネットの動きは直線ではない。
回転することで、磁力線の密度を変化させるタイプ。
ダイヤル値が等角度変化だとしたら、強度の変化はさらにややこしい。
三角関数で計算しないといけない。
ダイヤル1で角度が9度変化するならば、ダイヤル9で81度変化する。
スプールとの距離は変化した角度から三角関数で計算する。
とりあえず、マグネットを4個追加してみた。
かなり、ブレーキは強くなった。
もしかして、ブレーキ最弱で丁度くらいになっているかも知れない。
実釣投入はオリンピックが終わってからか。