1日あたりの新規感染者は2000人を下回り、第5波と呼ばれるものも収束したと言える。
緊急事態宣言、まん延防止措置も全て解除される見通しで、経済面での復旧を進める政策が問われるのか、第6波の到来に備えていくのか、アクセルとエンジンを同時に踏むようだと揶揄された施策の二の舞を踏まないようにするのか、不明瞭な見通しに変わりはない。
随分前に香港からパンデミックと言う言葉が認知されるきっかけとなるMARSだったかSARSだったかが世界的流行の兆しを見せた。
だが、実際にはそれほどの流行はなく、静かに終息した。
私もそうだが、このコロナも来年には終息するのではないかと期待している人も多いと思う。
政治家にとってはコロナ感染という分かりやすい共通敵がいて、それに立ち向かう術を公約とすれば良かったのが、社会に染み付いた敵と呼べない高齢化問題や少子化対策にどのように立ち向かうのかを、示さなければいけなくなる。