自宅から歩いて5分とかからないところに小学校がある。
自分の母校でもあり、子どもたちの母校でもある。
児童の減少で、中学校と1つになった学校になる。
さぞかし巨大な学校に生まれ変わるかと言えばそうでもない。
学年で2クラスもあるかどうか。
それでも、小学生の通学路になると思うので自宅前の歩道は除雪する。
田舎なので、自動車での生活になっているから歩いて移動する人は少ない。
小学生が通学路に使うからせめて自宅前だけはと歩道の除雪をする。
車道は融雪装置が付いているが歩道は降った分だけ雪が積もる。
雪の処分は大変で、比較的車の往来があり、融雪装置の水がでる車道の雪は溶けていく。
市の広報では、雪を車道にまかないでくれとなっている。
雪が凍結したりして、車の通行に支障が出ると困るからだ。
それはわかるが、歩道の雪はどうしろと言うのだろう。
水道水で雪を溶かす家もあるが、そんな家は大概は井戸があり、それで水を撒く。
井戸水は水温も高く、雪がよくとけるからだ。
実は井戸水は無料ではない。
井戸水であろうと下水として処理されるのだからと、井戸水のメーターが付いているとか。
自宅に井戸水はないので実体は知らないが、そうらしい。
歩道を除雪できるのも、自宅横の細い側溝に融雪装置の水が流れてくるので、そこに雪を入れることで雪の処分ができるからだ。
だが、その側溝も水量が豊富なものではなく、チョロチョロと流れる程度で側溝に雪を入れればすぐに溶けるわけでもなく、時間をおいて下にできた空間をスコップで崩して少しずつ少しずつ溶かしていく。
自宅前とはいえ、歩道を確保する理由が無くなれば誰も除雪しなくなるだろう。
今でさえ、人が住んでいても歩道の除雪をしない家がある。
結局、ずっと歩道を通れないならと車道を歩く人が出てくるので歩道の除雪は無駄なことなのかも知れない。