警察庁長官辞任

安倍元首相の銃撃事件の責任を取る形で警察庁長官と奈良県警本部長が辞任することとなった。
いずれもキャリアであろう。
新聞に載った奈良県警本部長の写真がハンカチを口元に当てているのが物悲しい。
キャリアは地方県警の本部長を転々と回り、運が良ければ上り詰める先が警察庁長官になる。
自分が本部長のときに奈良県でこのような事件が起きなくてもいいじゃないかと、さぞかし運命を恨んでいることだろう。
もちろん、天下り先は準備されているというものの、キャリアにすれば完全な出世レースからの脱落であり、最終ポストがその後の収入に直結するのだから、口元のハンカチが何を語るのか、つい想像してしまう。
世界統一協会が公安の監視対象でなかったとは思えないが、政治家との繋がりがあれば積極的な排除はされなかったと思われる。
意見は分かれるだろうが、立場や色々を考慮した上で誰が一番悪いのか。