大地震と地形変化

近くで大きな地震があると、海岸線の地形は変化する。
それは目に見える大きな変化だ。
釣りに出掛ける大田マリーナの小突堤の外側に広がる砂浜とは呼べないほどの場所だったり、国分港に隣接する砂浜だったりがそうだ。
全国的に砂浜の後退が言われる中で、この2箇所は明らかに以前よりも砂浜が広がっている。
冬場にこの場所に行くことはないが、来年釣りに行った時にはこれらの砂浜はさらに広がっているだろう。
これは地面が隆起したことを意味する。
それだけならば、ふーんそうかで終わらせてしまいそうだが、事はそんなに簡単ではない。
隆起したということは、プレートが押されて持ち上がった状態だ。
押されて持ち上がったプレートがこれからも地震のたびに押されて持ち上がっていくわけではない。
いつか、持ち上がっていたプレートがずれてストンと落ちることになるだろう。
その時には、隆起していた箇所は広範囲に渡って大掛かりな落下を起こす。
その時に発生する地震の震度や、津波はどの程度の規模になるのか予想もできない。
歪んだ地形はいつか元に戻ろうとする。
それはかなりの高確率で発生するのではないかと想像してしまう。