知的財産

テレビで中国のウルトラマンのパクリの話題が出た。

いくら抗議しても埒はあかない。
製作会社はキャラクタの使用権を購入したといっている。
もちろん、購入先は円谷プロではなくて、中国の会社だろう。
その会社が版権を持っていて、そこから購入したのだから、パクリ会社には問題というか、責任は無いという理屈だろう。

中国には大きな国内市場があり、資源もある。
自分たちに知的財産権が無くても、模倣して国内市場で売れればいいし、海外で買いたい人がいるのなら売ればいいじゃないかとなる。
便利なものや、良いものは自分たちが考えなくても、誰かが作ったものの模倣品で十分。

ある意味、アッパレ。
明治維新の頃の日本製工業製品もそれに近いものがあったろう。
そう遠くない将来、開発力も低下した日本が今の中国に近いパクリをやり始めるかも知れない。

ウルトラマンの本物を中国で売り出せばいいだけじゃないの?
昔のキャラクタを復活させて、パクリと勝負させればいい。
日本人は既得権益にこだわりすぎないで、もっと堂々と勝負すればいいのに。
パクられてバッタもんが出る前に、オリジナルを浸透させればいいと思うのだが。