耳が遠い人は認知症になりやすいそうだ。
ホントかどうかは知らない。
ただ、蓋然性があるかどうかは、ついつい考える。
脳の連携が衰えると、使われなくなる領域が増えて、認知症になりやすくなるのだとすれば、何となく納得がいく。
じゃぁ、人間が最も多く情報を得る、視覚が衰えるともっと認知症リスクが高くなるんじゃないか?
目が見えなくなると、人はそれ以外の情報で視覚を補おうとする。
物音だったり、匂いだったり、触感だったりをフル活用する。
脳は目で見えている状態以上に活動しているかも知れない。
蛇足だが、全盲になった場合の生命保険は死亡時と同等の金額が支払われる。
聴覚は、視覚の次くらいに、たくさんの情報を処理する。
例えば文書を理解するのは、一部の特殊な例を除くと読むか聞くかしかない。
耳が遠いと、聞こえない文書は処理されなくなる。
となると、耳から得る情報は音の大小とか、高低のみになり、論理的な情報処理がされなくなって、脳の機能が低下する。といったところだろうか。
実際に統計的な根拠も何も無いので耳が遠いと認知症リスクが高まるかどうかは定かでないが、概ね間違ってはいないような気もする。