生涯出生数

新聞で地方が生涯出生数を高めれば良いというのは、一概に正しい判断基準ではないと言う記事を読んだ。
若い女性の転出の多い地方では、生涯出生数を求めるための分母が小さくなる。結婚した女性のが出産するのは2人と言うのが多く、地方に残る女性が結婚すれば2人出産する女性が多いので現在の数値なら生涯出生数を引き上げるということらしい。
地方から都会に出ていった若い女性が結婚すれば人口減少ペースは下がるのだが、都会に出たら出たで生活できないなどという切実な理由で婚姻年齢は都会ほど高くなる傾向。
こんな時代では居住先の選択理由として住みよさが最優先とならないことは分かりきっているのに、未だに地方自治体は住みよい町だとか言っているのだから救われない。