北朝鮮の兵士がロシアの対ウクライナ最前線に派兵されている。
もちろんニュースでそのことは報じられており、多くの日本人もその事実を認識してはいる。
だが、総じて多くの日本人の反応
は薄く、他山の石と考えている。
そもそも、何故北朝鮮はロシアの最前線に自国兵を派兵したのか。
その数は数万に上るという。
考えられるのは、戦地を経験させるという目的だ。
全滅してしまっては元も子もないが、少なくとも何割かの兵は生き残ると考えたのかも知れない。
実戦を経験しているかどうかで、兵のレベルは格段に高くなる。
しかも、近代戦における最前線の歩兵が生き残るならば、得られる経験値は相当高い。
韓国国境を破壊したのは、大量の派兵により防衛線が維持できないと判断したのが理由だろう。
越冬して兵を引き戻した後に、近代兵器で武装している韓国軍と戦うための準備だと考えれば納得がいく。
北朝鮮と韓国が戦争となり、実戦経験を積んだ北朝鮮が一定の戦果を得た場合、次に北朝鮮が狙うのは日本だろう。
中国にとって、今や日本は魅力的な国ではないと書いたが、北朝鮮にすれば食料、とりわけ主食にできる米の潜在的な生産能力や戦争転用可能な技術力は魅力的だろう。
弾道ミサイルで先制攻撃した後、小松、敦賀を攻めるのが定石か。
全ては、ウクライナ前線で士気の高い兵が相当数帰還できることが大前提であり、プーチンが北朝鮮兵を捨て石としないことが大前提ではあるが。