玉木が小泉農水大臣への国会答弁で、備蓄米を2000円で小売りされるようにと進めた対応に対して言った言葉だ。
1年経てば動物の餌になるようなもの、そりゃ安く売れますよ。
何が言いたいのだろうか。
米が高くて買えないと困っている人が2000円ほどで米が買えると喜んでいる人に、1年経てば動物の餌になるようなものを食べるのかと暗に言っている。
玉木はブランド米が今の値段よりさらに高くなって、JAが潤うのは大歓迎なのだろう。
表向きは農家が安定した収入を得る為に米価引き上げを進めるとするが、労せず利益を増やすのは生産者ではなく、中間業者。
流通を考えると中間業者が必要なのは絶対的な事実。
問題なのは中間業者が不当利益を得ることのないようにすること。
主食である米に対しても自由販売が原則であるとしながら、一方で食料の安全供給という原則をちらつかせて、一部議員と団体に利益が集中するようにしていることを非難するでなく、自らが議員になったからずっと農政の勉強をしてきたと言う玉木。
こんなに長く勉強してきて、何もできない能力の低さを露呈している。
小泉大臣もあまり考えずに行動するお天気世襲議員ではあるが、純粋に目的に突き進もうとする姿勢は評価するべきだろう。
どんなに素晴らしい政策でも批判的意見が出なくなることは危険だが、やり方が不公平だとか、前大臣の備蓄米放出に対しては大した事も言えなかったのが、参院選で自民党有利に傾きそうだと、一定数の国民とマスコミが喜びそうな政策だろうと批判するしかない。
この国には矮小な野党しかいないのだろうか。