JAが農家から買い付けるための今年の概算金は昨年より10000円以上高いと発表があった。
今年の新米が収穫できても、米の価格は下がらないことが確定したと言って良い。
生産者にとっては、コスト増加に見合った価格には至っていないとの声もあるようだ。
消費者にとっては、この状況が続くなら米離れが進んでしまうこともやむ無しだし、これだけ価格が高くなってまだ生産者に利益が出ないとなると、生産者の後継は出てこない。
米の生産量は減り続け、価格も上がり続け、米の消費量も減り続け、人口減少も加速していく。
自由市場主義で民族の主食が変わってしまう可能性が出てきたと考えるのは早計だろうか。
遺伝子操作植物が人間用ではないという建前で大量に作られて主食に成り代わる位の図太さが今の日本には必要だと思うのだけれど、同世代の大半が栄養失調だみたいな状況になった世代が主流にでもならない限りは妄想の範囲を超えないか。