見ないふり

米の値段はきっとこのまま下がらない。
米国の関税措置は仮に大統領が変わってもきっと変わらない。
異常気象が増えていても自発的温暖化対策はきっと進まない。
理由は簡単で、誰もが見ないふりをして原因は自分で無いし自分がどうにかできる問題でないと思うからだ。
戦争に突入する国は後を絶たない。
当事国の国民がそれに至る過程に見ないふりをするからだ。
こんなことを書いていても、私自身見ないふりをしているというか、腕にとびきり痛い注射を打たれるのから目を逸らすような感じだ。
物価があがり、生活水準が低下しても、賃金が上がって物価がさらに上る好循環などとテレビで言われると、賃金が上がらないことを我慢しさえすれば物価上昇は止まるのではないかと思っているフシさえある。
絶対に口にしてはいけない言葉だが、沈みつつある国家を再浮上させるには、足りないものを持つ国を吸収するか、アメリカのように他国から正々堂々と武力をチラつかせて搾取するしかないのかも知れない。
参政党がもっと過激な思想を主張したなら、爆発的に支持を得て政権与党になる可能性すら否定できない。
見ないふりして我慢の限界を超えると、モラルは崩壊する。