児童虐待防止法で家庭での体罰も罰せられることになる。
躾されない子供が増えるのではないかという懸念もある。
そもそも体罰と虐待の境界線が第三者から見ても明確にできないのだから、躾は言葉で言って聞かせるしかない。
それでダメならしつけることを諦める親が増えるかも知れない。
でも、子供にすれば親が捕まってしまうとそれこそ保護者が不在になってしまうわけだから、安易に親から虐待されていると通報するわけにもいかない。
困るのは、へんにマジメな親が法を鵜呑みにして躾を放棄することだ。
挨拶をしない、弱者をいたわらない、社会ルールを守らない。
法で罰則がないことは、守らなくていいと考える人間が増えることこそあれ、減ることは無いだろう。
罰則でしか社会的問題を解決する術を提示できないことや、社会問題に対して立法や行政に頼る世の中って、社会主義の世界じゃないの?と思ってしまう。
教育にお金がかかりすぎるけれど、子供には学歴で苦労させたくないといういじましい親心から、子供は一人だけとか。
その子供も年老いた親の面倒を見る気がなかったり。
全てが定量的に判断されないと何もできない人間ばかりにならない事を願いたい。