ワクワクすること

学生時代は、お金が無くて時間はあった。
口癖は、面白いこと無い?
ワクワクすることを人まかせで期待していたとも言える。
社会人になると、最初はお金も時間もない。
そのうち、東京転勤になって、随分年上のIさんと仲良くなり、Iさんの知合いの人たちのテニス合宿に混ぜてもらったり、出向先のオジサンたちとスナックにカラオケ歌いに行ったり。
部署が変わってからは同期のTくんと仲良くなった。
Tくんは大卒で自分は高専卒。
Tくんは年上だったのだが、馬があい、休みのときなど、たまに一緒に遊びに行った。
この時に思ったのが、楽しいことは都会だろうが、田舎だろうがあまり変わらないということ。
つまり、ワクワクすることは自分が感じることなのだから、日常をツマラナイと思う人間が集まれば、都会でもワクワクはできない。
そんなことに、あの頃は気付かなかった。
年をとるのもそう思えば悪くはない。
アドレナリンだか、ドーパミンだかの脳内物質が出ないとワクワクしない訳ではないのだよ、若者たち。