自民分裂

自民党公認を得られなかった新人が知事になった。
候補支援に県西部の維新の国会議員が名を上げていた。
結果だけみると、その国会議員の地元では当選者の得票率が現職の落選候補を下回ったので、その候補が圧倒的支持を得ているわけではないことがわかる。
富山県は自民党王国と呼ばれ、自民党候補者は党の公認さえ得られれば、当確だという空気がある。
今回の知事選挙でも、現職かつ公認候補が新人に負けるわけなど無いと、落選した知事も国会議員も多数の地方議員も思っていた。
高岡市にいたっては、県会議員、市会議員の誰一人として当選した新田さんを支持した人はいなかった。
これが、戦国時代ならば敵に回った地方議員は全員その命すら保証されない。
新田さんの選挙のやり方に文句をつける議員がいることにいたっては、片腹痛い。
地力で劣る戦いで、それを補う方法を取ったことを卑怯よばわりする議員ばかりがいるから、地方は都市にいつまでたっても勝てないのだ。
鉄砲を戦に取り入れた信長しかり、第二次世界大戦で情報戦略で通信を全て丸裸にした米国しかり、新しいことができずに敗けた教訓ではなく、民意を取り違えたなどと言っているのだから、ウンザリだ。
陳情という特権がなくなれば、本当に優秀な人だけを少ない人数だけ地方議員にできるのにね。
自治のDXが進むまでガマンするしかないのだろうか。