昨年、富山県知事選挙で自民党県連の推薦を得られなかった候補者が現職知事に勝ってしまうという、自民王国と呼ばれる地域にあってはいけない事態が起きた。
分裂選挙とならないように、公認を得られなかった場合、速やかに立候補の意志を取り下げるというルールが党内の引き締めと称して決まったようだ。
まさに基本的人権の無視。
自民県連の重要ポストにいる人にとっては、所詮は他人の選挙だが、負けた場合に責任を追求される。
それが困るから、推薦が得られない場合には立候補するべきではないということだろう。
もちろん当人たちに面と向かって質問すれば、自信満々の顔付きで意味不明な世間的に非常識な理屈を返してくるだろう。
高岡市の構造的な年間赤字は間もなく解消するだろう。
しかし、赤字解消を進める間にも累積赤字は積み上がった。
赤字を減らすには、単年度の決算では黒字とする必要がある。
借金返済のために、黒字化した公共事業に対して料金の引き下げを行わないことは、うるさい政党から叩かれる標的になる。
利用者も少ない、利用価値の低い市民サービスの復活など黒字を減らす要求が市民の声という不明なものの名のもとで行われるだろう。
市長選候補者は覚悟のある人になってもらいたい。