老後への備え

子供がふたりとも社会人になり、ようやく夫婦の老後への備えが始められる。
子供への仕送りだとか、学費だとかそんな経済的支援が無くなり、貯蓄などに回せるお金ができたというわけだ。
会社員時代があったので若干の厚生年金の上乗せがあるとは言え、年金定期便での受け取り予定額は到底、生活費に足りるものではない。
年金神話に騙された世代の先頭になるのが、自分の世代かも知れない。
そもそも、原資となるべき金額が大したものでないのに、年齢に達したら死ぬまで生活できるほどの金額が貰えるなんてシステムに騙された方が悪い。
月額6万5000円で生活と言っても、社会保険料が取られる。
非課税で算定基礎額がゼロになっていても、均等割で一人あたり年間4万円。
月額にすれば3333円。
光熱費をせいいっぱい抑えて、月額7000円程度にして、携帯は1台だけ。
固定電話を無くして、インターネットをモバイルルーターに変更。
ケーブルテレビ契約を無くして、アンテナ受信にする。
レンタルサーバはすべて解約して、メールはgmail一本にする。
それでも月額5000円は必要だろう。
医療保険は共済にするとして、自動車の維持が大きくのしかかってくるので、手放すことになるだろう。
月額4万で食費、医療費、交通費、交際費のすべてを賄うとしたら、老齢基礎年金は健康で文化的な生活をおくることができるのだろうか?