地元の天満宮

日本中に一体いくつ天満宮があるのか知らないが、近所にも天満宮がある。
宮司が常駐しているわけでなく、いわゆる地元のお宮さんとして、昔からあるものだ。
当然経年劣化で建物自体も劣化するし、境内の神木や狛犬なども傷んでくる。
そのために近隣の住民は毎年少しずつお金を払い、夜間の電灯の費用を負担したり、維持費用を捻出している。
5-6年前には屋根の雨漏りと、それで傷んだ中の修理をした。
それまでは、天満宮の維持費用としてほんの僅かしか集めていなかったので、修理費用として氏子から寄附を募って賄った。
今年、その天満宮が建立してキリのいい年数が経過したとかで、周囲のうち石柱で囲まれていないところを囲むのだとかで数百万円の費用が必要だとなった。
まさにハコモノ行政と同じで、モノを作ればいずれは壊れるのに、建造部を増やすというのだから正直信じられない。
その石柱に名前を刻むオプションがあり、そのための寄附金の増額の募集があった。
正直なところ、今後子供が同居する見込みもないのに、将来に残る名前を刻むことなど考えられない。
地内にあるというだけで、我が町内は物置を設置しているのだからいずれは全ての管理をぶつけられるのは予想される。
考えれば考えるほど、最悪だ。