米余り

外食産業での米の消費が減ると、米が余る。
何だか不思議な気もするが、自宅でお米からご飯を炊くことはなくても、外で食べるならご飯を食べるということになる。
じゃぁ自宅では何を食べているのだろう。
保存できる乾燥パスタとかの麺類が多いのだろうか。
米を炊くのは時間もかかるし、水の量を間違えたらおいしいご飯にならないし、面倒なのは事実だ。
小麦の価格は政府が決めている。
小麦の価格を米の数倍にしたら、麺、パンなどの価格も跳ね上がる。
だが、加工品として輸入されるパスタなどはこの影響を受けないので、そちらが売れるようになるだけか。
日本の国民は自国の産業を守るとか育てるとか、そんな意識が薄い。
政治任せで、その政治家を選ぶ選挙でさえも他人任せだ。
食料自給率が低いこの国は、満足に食べられなくなるほどの貧困層が簡単に溢れる脆い国なのに、誰かが頑張ってくれるのを待って、頑張ってくれた人にありがとうさえ言えば良いと思っているのかも。