高岡市の議員会派は自民党系議員でも分裂している。
知らなかったが会派が3名以上で議案提出できるそうだ。
先日の選挙の後で、自民党系会派が統一するとのことだったのだが、話し合いは物別れになり、現行会派はそのまま存続。
新人議員3名が新しい会派をたてることになった。
現市長を選挙で支持した会派に他の会派が合流するということで合意したとのことだったのだが、最終段階で会派の名前を新しくするかどうかで、合意しなくなったと新聞では書いているが、それ以外にも人事でももめたらしい。
多分会派内の人事ではなく、議会人事だと思うのだが、実質当番制みたいになっている議長と副議長を誰がやるのかというかことなのだろうと想像している。
一方で、新人3名の会派に関しては、市長選で破れて議員に転身した人、お笑い芸人、最年少の20代議員と、特色のある会派でこの3名の得票率は26%にも至るという、本来であれば声の大きい会派になり得る。
会派の名前は、トップ当選だった議員が選挙活動の中でスローガンにしていた、高岡愛。
独自の議案をどのように提出していくのか、その状況をどのように市民に発信していくのか、興味深い。
SNS発信をパブリッシュ責任を果たしたと見るのは、発信者のエゴだ。
わかりやすく、旧来の情報発信手段であるテレビで例えれば、議員のSNS発信なんて視聴率0.01%相当とかそんなもんだろう。
SNS発信を否定するわけではないが、フォローしたくなるような発信でなければ意味が無い。
議員だよりみたいな紙の広報も配布に関しては費用の面でハードルが高い。
印刷自体はそれほどの費用ではないが、世帯配布のハードルが高い。
お金をかけて、ポストインするにしても、半分以上は読まれずにゴミ箱行き。
発信される情報に市民にとってのメリットがなければ、誰も興味はない。
そんな市民体質だから、活動実績が曖昧でも再選が叶う。
これは高岡市に限った話ではない。
議員や市長を強く応援した企業や地域の顔役が何の恩恵も受けていないのか、怪しいものだ。