聞いたことはあるが、なんのことか知らない言葉は多くある。
その1つがZ世代。
1990年代の半ばから2000年代生まれのことを指す。
バブルがはじけて、空白の時代と言われる時に産まれて、お金をかけて育てられたが、贅沢をあまり知らず、お金への執着が低い世代なのかなと勝手に想像している。
親の世代が高度成長期に生活環境の激変したことを知り、バブルを知っているだけに、お金に対する執着が強い。
お金をたくさん得るためのもっとも簡単な手段が最終学歴を高めることであった時代のトラウマから子供に対して学歴を高めるための消費活動を最優先させた。
残念ながら、会社員の選択肢を選ぶ場合は今でも学歴による収入の違いは歴然とあり、教育費用単価は高止まりすることを知らない。
しかもこれから就業年数が増えていくとなると、義務教育を終えて働き出すのと、大学院まで出てから働き出すのでは、9年も就業年数が違う。
それなのに、大学院を終えて働いた方が生涯賃金総額が多く、年金額も多いとなれば、どちらを選ぶかは言うまでもないだろう。
そんな社会人になるまでの滑走路を親が準備しても、子供にすればその期間の人生の満足度は高いのだろうか。
親を見ても、子供の目に生活の豊かさを見ることができたのだろうか。
Z世代がその文字の形通り、ターニングポイントとなるのか。