議会への不信感

去年から県内の首長選挙で、自民党の分裂選挙がおきた。
最初が県知事選挙。
現職知事の多選を良しとしない富山市長がおす民間出身の候補と、官僚出身の現職候補。
結果は新人候補が勝利した。
この選挙で選挙対策委員長をつとめた県議は、今年行われた高岡市長選挙で新人対決となる分裂選挙でも選対を務める。
ひとりは、教育長。
ひとりは、現職の市議。
ひとりは、民間人。
皆が自民党の公認を要望した。
自民王国と言われる富山県では自民党の公認に選挙の当選証書なみの価値がある。
県連いわく、公認候補を選ぶためではなく、県内の党員アンケートを行った。
アンケート結果は市議がもっとも支持を獲得した。
だが、公認は教育長出身の候補に与えられた。
さらに、県連は公認を得られなかった場合は立候補しないようにとの勧告をした。
もちろん、これは民間人候補に向けたものではなく、市議からの転身を目指した候補に向けたものだ。
だが、民意を反映していない公認候補の擁立であっても選挙に負けるわけがないという思惑があった。
選挙を支え、集票の原動力となる市議は大多数が公認候補の応援にまわるし、何しろ公認候補というお墨付きがある。
しかし、結果は開票開始直後に市議からの転身候補に当確がでる。
かの、選対県議は味方に回すと怖い存在なんじゃないのかとさえ思ってしまう。
県議は何をやっているのかよくわからないから、選挙でのアピールが難しいと、その県議は言うが、本当にそうなのだろうか。
選挙のための議員組織は要らないんだけどね。