社会人のニューイヤー駅伝の優勝旗が無くなった。
企業対抗の大会なので、甲子園の優勝旗に対するような思い入れは出場者にも参加企業にも無いのだなと思った。
もちろん、熱い思いのある企業もあるだろうが、世の中もそれほど大騒ぎしていないし、この大会での優勝が選手にとってこれからの人生が大きく変わることも無いのだろう。
セレモニーのための象徴となるべきものが要るから作っただけであるなら、その存在自体不要なんじゃないのと思ってしまう。
セレモニーのための象徴として最たるものは何かなと思ったとき、自分の考えでは三種の神器が思い浮かんだ。
鏡と玉と剣だったろうか。
源平の戦いの中、壇ノ浦で海に没したものもあると記憶しているが、現在はどうなっているのだろう。
今でも皇位継承では三種の神器を引き継ぐ行為がされると言う。
これらは、皇居の敷地内の神社に保管されているのだろう。
天皇が自分の居所において、ホコリが被ったら掃除したりとか、そんなことはしない。
宮内庁の職員が責任をもって管理している。
駅伝の優勝旗も表彰式が終わったら事務局で保管することにして、優勝した企業が翌年までの事務局の維持管理費用を負担するとかにすれば、いいのにと思う。
結局スポーツの世界もお金のないチームは強くなれない。
たまたま、一度くらい良い成績を残せたとしても、それを維持することができない。
だったら、勝者が相応の負担を負うのは理にかなっていると思うのだけど。