女性天皇へと

次の天皇として、愛子さま待望論が高まっている可能性がある。
理由は簡単。
皇位継承順位はトップが秋篠宮で、次がその長男である悠仁さま。
いずれも、秋篠宮家の人間であるということ。
長女の結婚、真相は定かではないが、次女の考え方。
全て秋篠宮家の自由教育のたまものだ。
一方で愛子さまの成年に伴うティアラを、陛下の妹から借りて儀式に望んだということは、経済的に苦しくなりつつある国民感情としては多くの人に好感されるだろう。
秋篠宮と言えば、お金をかけない儀式の在り方などをマスコミに話してしまうような皇族である。
そのくせ、自分の二人の娘には成年の儀式のためのティアラをしっかり作っている。
2つ合わせれば、軽く5000万円を超える金額なのだから、お金をかけないというのは、将来自分か子供がしなければいけない儀式を簡素化しておきたいと思っただけなのではないのかと勘ぐってしまう。
自分が皇位継承順位1位であることについて、兄が退位した後に高齢の自分が継承することに疑問を呈したことも、理論的合理的と言えば聞こえは良いが、面倒くさいことはやりたくないだけなんじゃないかともとれる。
と、秋篠宮家に対する不信感は週刊誌の見出しを見るだけでも高まっていて、従来ならば後続批判ともとれる記事が出てしまうこと自体、考えられない事態だ。
冷静に考えて、女性天皇を容認させる伏線とも取れる。
歴史的に見ても、女性天皇は存在した。
天皇が政治的な最高地位であった時代の政争の火種となったことも否めないが、それが男系天皇であっても、時の権力者(武力をもっとも有する者)が娘を天皇に嫁がせて、武力と政治力の両方を手に入れようとした。
天皇の存在がどのようになっていくのか。
世界で最も歴史のあるエンペラーの家系。
廃れてしまえば、お終い。
国民以外に誰がこのことを真剣に考えると言うのだろう。