法務大臣の仕事

死刑執行のはんを押すときだけ、ニュースになるような地味な仕事は何?
法務大臣の仕事です。
そのことを、ウッカリ口にしてしまったことで叩かれているが、大臣職の中でとりわけ誰がやっても良いんじゃないかと世間も考えているのが法務大臣だと個人的には思っていたりする。
正直なところ、政策実務は官僚の仕事で、大臣が新しい法案の骨子を自ら作ることはないし、素人にそんなことをされたらそれこそ国民にとっては悲劇でしかない。
数ある大臣職にも重要ポストとそうでもないものがあることは、議員当人も理解している。
法務大臣なんて集票するのに、なんの役にも立たない。
国土交通省だとか、農林水産省だとか、総務省だとか、厚生省だとかの予算をぶんどりやすいところの大臣ならば、地元に税金を落とすことができるので地元でもいい顔ができるし、中央でも金を動かす実感が高いだろう。
憲法改正が進められても、誰も法務大臣が新憲法を作ったと思わない。
法務大臣になりたくなかったのなら、任命されても断われば良かったのに。