サラリーマン時代の習性というか、休みが待ち遠しい。
正直なところ、会社員のように有給休暇があるわけではないので、概ね会社員時代よりも年間の休日は減っている。
定年があるわけではないが死ぬまで働き続けられるとも考えてはいない。
65歳まで年金を払い続けるというのはギリギリのラインだと思う。
サラリーマンだからといって、65まで安泰というわけでもないのは理解している。
身体が動くうちは働けるというのは間違いではないが、正解でもない。
低下した能力に見合った報酬がいくらで妥協すべきなのか。
もしかしたら最低賃金ほどの値段で働かなければいけないかもしれないし、それにすら満たない条件で働くことになるのかも知れない。
団塊の世代が逃げ切り世代だとは思わないが、今の30代40代の将来への絶望感は相当なものだろう。
年金設計が健康で文化的な最低限度の生活を保証しているかとか、そんな話は全く出てこない。
多様な働き方とかうまいこと言っているが、終身雇用制が大前提の年金と退職金を手に入れなければ老後資金が足りなくなるのは自明。
こんな世の中だから、怪しい宗教に嵌って、なけなしの財産を失ったりする人が後を絶たない。
宗教側の規制だけではなく、人が生きていけるようにすることのほうが、重要だと思うのは間違いだろうか。
世界中が武力を持って活路を開かなければ生き残れない時代が近付いている気がしてならない。