理想論者も必要だけど

現実主義者が政治を行わなければ、社会は綻びだらけになってしまう。
だが、それだけでは格差社会が進んでしまう。
極論を言ってしまえば、人間が集団生活をするのは原始時代からの営みであり、自分たちよりも強いものに対抗するために過ぎない。
その集団生活が社会と呼ばれてそれを維持するのは現実主義者でなければやっていけない。
現代はより複雑な社会構造となっていて、いいも悪いも余計なことを考える余裕ができてしまった。
現実主義者は弱者を基本的には顧みない。
原始的な社会構造を持つ動物たちを見れば、生産活動ができなくなったものは淘汰されていく。
病気になって失くす命を救う技術が進化したおかげで、人の寿命は飛躍的に伸びた。
それら全ての人達を全て守りましょう。
他人との争いは話し合いで解決しましょう。
理想論者の論旨は耳障りがいい。
現実主義者の論理だけでは生きづらくなるので、一定数の理想論者は必要だが、それで本当に満足できる生活ができるかと言うとそれは別の話だ。