ウクライナ侵攻一年

ロシアのウクライナへの侵攻が始まって1年が過ぎた。
西側諸国からの兵器供与により、ウクライナはロシアに奪われた領土を取り返すことができるのだろうか。
携帯対空兵器、対戦車兵器、ロケット砲、榴弾砲の供与によりある程度の戦果を上げた。
続けて戦車の供与により、本格的な領土奪回が始まるのだろう。
兵器を運用するのは、あくまでもウクライナ軍でありウクライナ人だ。
西側諸国は当然ながら、兵器供与はしても、部隊は派遣しない。
もしも、ウクライナがNATO加盟国だった場合、NATO加盟国からの部隊の派遣は行われたろうが、その前にロシアのウクライナ侵攻はありえなかっただろう。
今までの国家間紛争では、代理戦争であっても西側諸国が直接軍事行動を起こしていた。
今回の国家間紛争は、一方がロシアであるため、直接介入はされないでいる。
中国の台湾侵攻も懸念されている。
この場合、米国は台湾を支援すると見られているが、直接太平洋艦隊が中国艦隊と戦火を交えるだろうか。
駆逐艦、巡洋艦、航空母艦を排除するには、対艦兵器を搭載した航空部隊としくは、潜水艦による攻撃が効果的だが、どのように米国は台湾を支援するのか。
沖縄基地が前線となるときに、中国が直接米軍基地を攻撃することは考えにくいが、後衛となる自衛隊基地に関しては例え後方支援だとしても何らかの理由をつけて中国軍からの攻撃を受けないとも限らない。
そのタイミングで北朝鮮から短距離弾道ミサイルによる日本本土への同時攻撃が行われる可能性もある。
その事態に陥った時に、米国はどのようなオペレーションを行うだろうか。
その時に、この国の首相は自衛隊への出動と侵略部隊の排除命令を出すことができるのだろうか。
そして、その命令を反対する政党がいるのか。気になるところだ。