これの発令については賛否が分かれるのだが、精度がほぼ100%とならない限りさまざまな意見が飛び交う。
さらに言えば、精度が99%くらいになったとしても、誤った発令があれば、危機意識が薄くなると言う意見が出るわけだ。
かと言って、100%確実ではないからと発令しなければ、高い予算で構築システムが機能していないと、その方が大問題になる。
正直なところ、あと数年もすれば発射時点の情報から着弾点を予想するシステムは役立たずになるのではないだろうか。
諸刃の剣ではあるが、飛翔中に方向を指示できる兵器になれば、それこそ着弾する数秒前までどこが危険なのかわからない。
外部からの指示を受け付ける兵器の場合、何らかの通信で制御を行うわけだからそこが乗っ取られると発射したけれども自分達が被害を受けるということにもなりかねない。
無人ドローン兵器でさえも外部からジャックされたという事例を聞いたことはないので、今の技術では暗号化されてどのような周波数で確立しているかも解らない通信を乗っ取ることは不可能だろうが、計算能力の高いシステムの出現は何を起こすか解らない。
誤報があったとしてもアラート発令してくれないとまずいだろう。