少子化対策費用

異次元の少子化対策を実施するための財源について、税金ではなく社会保険料を使うという。
テレビ番組で橋下徹氏が少子化対策大臣に財源を社会保険料にするのは、増税というと反対意見が大きくなるから社会保険料として徴収するのだからそれは卑怯なやり方だと噛み付いていた。
確かに、税金に財源を求めるならば所得税率を変更するか、消費税を上げるくらいしかない。
これはかなりハードルが高い。
仮に社会保険料で年間1兆円を確保するならば、全国民に年間1万円の社会保険料を負担してもらうことになる。
これにより、税収はざっくり1000億円減少することになる。
何だかよくわからないことになる。
税収減少の穴埋めに結局国債が発行される。
どこに人口と食糧生産と社会保障のバランス点があるのだろうか。
答えは出ているが、公開できないだけなのか、答えすら出せないでいるのか。国民が未来のない日本と共に歩き続けることに変わりはないのかも知れないが、何だかやるせない。