RedHatのソースリポジトリに関する発表の中で、フリーで提供されたソースコードをビルドしてバイナリを作成するだけのディストリビューションという表現をしている。
元々linuxはオープンソースとして、善意のコミュニティ参加者により積上げられてきたOSだ。
そのため、ソースコードライセンスはGPLで誰もが利用することができる。
だが、そのコードの公開は義務付けされていないため、redhatがソースコードを契約ユーザーだけが利用可能なリポジトリでのみ公開しても全く法的な問題はない。
ちなみに、公開されているwebサーバのOSシェアでは、unix系が80%でWindows系か20%。
unix系のOSでのシェアではlinux系が47%で素性を晒していないものが52.7%だ。
更にlinux系内でのシェアを見ると、ubuntuが31.8%、debianが16.8%、centosが8.1%、redhatが0.7%となる。
圧倒的にcentosよりもubuntuの方がサーバ稼働しているということだ。
だが、これを日本だけに絞るとシェアは変わってくるだろう。
あくまで、conohaのvpsでのOSシェアだが、centosが63%でubuntuは28.5%とcentosが強くなる。
日本語での情報の多さにより、導入ハードルや運用ハードルの高さが変わってくるので、何かあった時に対応しやすいcentosが強く、情報も蓄積されやすいので、更に差がつくということなのだろうが、日本の特異性はいろいろなところで現れてくる。