RHELのオープンソースOSであるcentos7のサポート終了を受けて、後継OSとしていくつかのディストリビューションが名前を連ねていた。
何故centosが企業での正式なサービスバックエンドとして使われてきたかというと、RHELの公開されたコードから速やかにビルドしたバイナリを提供し、RHELとの互換性が高いことにある。
フリーのOSでありながら、信頼性は有償のRHELと同等であり、RHELのパッチリリースは内容や影響も含めて、そのままcentosのリリースに繋がるのだから、使われない理由が見つからないと言っても過言ではないだろう。
今回、RHELはソースのリポジトリを限定し、RHELとの契約がない場合にはソースコードを開示されないことになった。
併せて、centosの後継ディストリビューションとしてcentos streamをサポートすると発表した。
これにより、他の多くのcentos後継を狙っていたディストリビューションはシェアの拡大の芽を摘まれた。
redhatが蓋をしたということになる。