マイナカードの住民票発行トラブルで自主点検を行った富士通japanだが、点検完了後に再び不具合が発生した。
これはかなりヤバい状況だが、マイナカードを使った住民票発行でなぜ他人のものが出てしまうのか?
マイナカードの番号はユニークなキーとしてDBからレコードを読み取れる。
単純に考えれば何故違う住民票が出力されるのか、不思議に思う人も多いだろう。
コンビニは全国にある。
マイナカードで住民票が発行できるのは対応している自治体だけだ。
そうでない自治体のマイナカードでは発行はできない。
DBのレコード1億件に対して、どこの自治体のカードなのか、その自治体が住民票発行サービスに対応しているか、そこまで判断してから、自治体のサーバーに対して、住民票のデータを要求する。
そこまでを1セッションで処理しようとすると、高負荷には耐えきれなくなる。
なのでどこかでセッション情報を保持するような仕組みを持つはずだが、ここで誤ったセッションと紐付けられたのではないだろうか。
いずれにしても、マイナカード問題を鎮静化したい政府の思惑から大きく外れた。
だが、このシステム開発を今更他社に引き継ぐことは考えられない。
もしもそんなことをしたら、更に不具合が発生するだろう。
簡単に便利な世の中にはならないということだ。