先日マイナカードの自主返納について書いたが、返納によるマイナカード保持者の減少だけではないようだ。
マイナカードには有効期限があるのだが、更新手続きしないで失効されたカードが先月だけで20000枚あったそうだ。
もちろん、これは一連の不祥事に由来するのだけれど、一番気になるのは健康保険証との一体化だ。
来年秋前までに全ての医療施設でマイナカードが保険証代わりに使えるようになるのだろうけれど、トラブルが多発するのではないだろうか。
今でさえ、保険証番号との連携がうまく行かずに窓口での10割負担させられたトラブルもあるようなのに、とても問題なく移行するとは考えにくい。
デジタル庁大臣がマイナカードの名称というか、呼称を変更するとした発言で、元々マイナカードはシステムの名称であり、カード自体は別の名称があるそうな。
だからといって、名前を変えてみようなんてのはただの験担ぎか、国民の目をそらすだけの姑息な手段なんじゃないのと思ってしまう。
だが、こんなあからさまな方法を官僚が出してきたということは問題への視点をそらすだけの効果が裏付けされているということなのかも知れない。
そもそも、マイナカードと保険証を紐付けるのであれば、システム側で自動的にやってくれないとなぁ。