優勝は貴景勝。
11勝4敗で平幕の熱海富士との優勝決定戦。
横綱昇進条件は二場所連続優勝か、それに準ずる成績なので、今年の最終場所に綱取りがかかるのだけれど、今場所の勝星11での優勝に対して、厳しい見方もあるようで、来場所で優勝したとしても、かなり良い内容でなければ横綱昇進は難しいと見る人もいる。
確かに、優勝決定戦では立ち合いで変わってのはたき込みなので、平幕相手の取組としては、どうなのだと感じた。
さて、朝乃山は最終的には9勝6敗の成績で終わった。
勝越すには勝越したが、やはり二桁勝たなければ元大関としては物足りない結果と言える。
最終場所での予想番付では三役昇進はない。
現小結がふたりとも負け越しただけに、11勝できていれば優勝決定戦にも絡むことができたし、小結も確定だっただろう。
結局前頭筆頭と2枚目の阿炎が小結となると予想される。
貴景勝以外の大関はもっと物足りない結果だった。
カド番の霧島は勝越すには勝越したが、二桁には届かず。
豊昇龍は千秋楽でようやく勝越しを決めるなど、全く大関らしいとは言えない。
3関脇は揃って勝ち越してはいるものの、大関昇進へ3場所で33勝という目安には厳しいものがある。
現在大関が3人いる状況では、目安に届かない勝星ではまず大関への昇進は無いだろう。