高岡市が米国の友好都市を訪問するのに、市長と市議会議長だけがビジネスクラスを利用するという報道がローカル局のニュースで流れた。
翌日の地方新聞でもこの記事は書かれると思ったが、載らなかった。
犯罪性がない行政の行動については、特集記事でも組まない限り紙面に掲載されることはないのだろうか?
もはや、地方新聞なんてチラシとお悔やみと濡れた靴への詰め物以外の使い途しか有意性が無いなと思わされる事態だ。
地元TV報道から遅れること数日。
ようやく地方新聞の紙面でこのことが掲載された。
市政側はその後、批難の回避目的なのか6人中4人がビジネスクラス利用となったようだ。
しかし、このことが紙面に掲載されたのは、ネットニュースで多くのメディアがこのことを批判的に取り上げたことが理由の一つであるのではないかと思われる。
ネトウヨたちは、こういう差別的な話題を叩くことが大好きなので、市長と議長がネット上で公私にわたる誹謗を受けることは簡単に予想される。
もはや、二人にとって引くも地獄、進むも地獄ということだ。
さらに、素頓狂なのは、女性議長が高岡市は女性が市議会議長を務める進んだ都市だとアピールするとか言っているらしい。
世界的には政治の世界での男女格差は減少しているのだから、こんなことをアピールするのは恥の上塗りだ。
プロ野球選手の前で、グローブとボールを人に勧められるままに買ったんです。凄いでしょ?と言うようなものだ。
疑いの目で見れば、今回の訪問があるから、女性議長誕生としたのであれば、まさに本末転倒。
万が一何故あなたが議長に選ばれたのですかと尋ねられたなら、当選回数と派閥持ち回りの結果なんですと正直に答えるのか、私の実力なのですと、高岡市民が嘲笑するような事を言うのか、たまたま運が良かっただけですと言うのか、何れにしても女性議員の選出理由が素晴らしいと称賛されるようなことは無いだろう。
高岡市議会のレベルの低さにむしろ何も期待することなど無いのだと考えてしまう。