DAIHATSU不正

自動車の試験で不正が発覚して、全車種の出荷停止となった。
自社販売だけでなく、OEM提供している車種も対象となる。
購入して納車を待っていたとしても、いつ出荷が再開されるのか目処は立たない。
既にお金を全額払い込んでしまっている場合は一体どうなるのか。
不安な思いでいる人も少なからずいる。
更に不安なのはDAIHATSUの社員、部品納入しているメーカーだろう。
100%トヨタ出資なので、大丈夫だろうと考えている人もいれば、そうでない人もいる。
不正行為の原因と判断された人らには粛清人事が行われるのは避けられない。
もちろん、親会社のトヨタでも関連する部署はあるはずなので、そちらにも懲罰人事があるはずだ。
トヨタでは在庫を持たないJIT、just in timeという管理がある。
トヨタにだけ都合の良い仕組みで、必要な時に必要な量だけを準備するための管理だが、急な大量注文に対応するために、納入業者が在庫を肩代わりすることになる。
全ての購入予定の部品に対して購入金額を払い込んで、物納だけをコントロールするわけではない。
在庫は資産なので、節税のためにも、在庫は極力減らす。
在庫が減るのはトヨタだけ。
トヨタだけがハッピーで、世界一の自動車メーカーであり続けるために、大きい犠牲を誰かが肩代わりしているわけだ。