核のゴミ捨て場

原発での使用済み核燃料は核のゴミではない。
使用済み核燃料を再利用するための加工過程で高濃度の核を含んだ廃液が発生する。
これをガラスなどに固めたものが核のゴミだ。
ガラスで固化しているので、基本的には廃液が地中に染み出して土壌が核汚染されることはないとは思うのだが、放射線については正直全く理解できていない。
高濃度の放射線を照射し続けた場合、照射を受けた物は放射線を蓄積することなど無いのだろうか。
放射線も粒子に過ぎない。
放射線が物質に当たれば、弾きかえされることもあれば、通過することもあるし、破壊する場合もある。
放射線粒子が物質に付着することは無いのだろうかと不安になる。

核のゴミの処理方法は半減期を繰り返して、放射線量がほぼ無害になるまで遠ざける以外の手段を人類は持たない。
宇宙空間に廃棄できれば、人類にとって最も安全に思えるが、宇宙に送り出す際のリスクが高いし、コストの問題もクリアできないだろう。
なので、地中に埋める以外有効な手段は今のところない。
最善手ではないが、最適手といったところか。
日本国内にも当然核のゴミは存在する。
それを地中深く埋め立てる場所を地方自治体に募集している。
募集に応じたとしても、活断層があったり地殻が脆弱な場所への埋め立てはできない。
原発の立地場所が、地質学的に安全なのであれば、原発施設の近くで核のゴミを処分するのが理想的な気もするのだが。。。