オリンピック開催期間中は民衆の関心は政治から少し遠ざかる。
政権への不満よりも自国選手たちの競技結果が気になる。
世界規模で意図的に為政者が民衆に娯楽を提供して、ガス抜きを図るわけだ。
出場したものが負けたからと言って、責めてはいけないことを理解している人が多数だろうが、それでも負けたことに対し戦犯を吊し上げようとする人は皆無ではない。
生活に不満が多ければ、そんな人たちが増える。
世界的な経済的地位が低下しつつある日本では、かつてのヒトラーを産み出したドイツ帝国のように土壌は熟成されているかもしれない。